敷地中央にはリビングと一体で使える囲われの庭(パティオ)を計画しました。
建物一体の壁で囲うことにより、道路からの正面性や視線制御を行いつつ、部分的に視線の抜ける開口を設けることで、
地域との繋がりや周辺環境の取り込みなど相反する課題を同時にクリアする計画としました。
ARCHITECT
〜「建築家 河添 甚」が
提案する家 〜
ARCHITECT
〜「建築家 河添 甚」が
提案する家 〜
外に繋がる囲いの家
KAWAZOE-ARCHITECTS/河添 甚
ARCHITECTJin Kawazoe
Jin Kawazoe河添 甚
KAWAZOE-ARCHITECTS
[家づくりの想い]日々、変化していく地球環境。多様化するクライアントの要望。土地が持つ香川特有の地域性や気候風土。複雑化する設計条件を整理・分析し、一般の方々にもわかりやすく数値化、ビジュアル化することによって根拠に基づいた住宅設計を行っております。機能とデザインを追求した先に、人々の感性に響く感動の住宅を手に入れることができると考えています。共感し合える家づくりを共に進めていければと想います。
[PROFILE]1977年香川県さぬき市長尾生まれ。2002年大阪工業大学工学部建築学科卒業後、2003年株式会社プランテック総合計画事務所勤務を経て、2012年KAWAZOE-ARCHITECTSを設立。主な受賞歴に、2022年住宅デザインコンテストにて全体の大賞とモデルハウス部門で大賞受賞。2021年住宅デザインコンテストにて審査員特別賞受賞、2020年住宅デザインコンテストにて建築家が選ぶデザイン賞の優秀賞受賞、2018年住宅デザインコンテストにて準グランプリと審査員特別賞受賞、2015年株式会社デザインクラブ主催 夢のインテリアコンテスト2015 優秀賞、2015年コミュン渋谷主催 ブースデザインコンペティション 温故知新!私の仕事部屋〜Idea! My work room 2015~入賞など、多数。
[会社概要] さぬき市長尾東973-1
TEL. 0879-52-6158
FLOOR PLAN間取り図
INTERVIEW MOVIEインタビュームービー
INTERVIEWインタビュー
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風景と建築の関係性を考えた香川の平屋。
道路側に窓を設けていない代わりに、田園側に開放された平屋です。都会の平屋なら、完全に外側を閉じて、中庭を配置して内側に開く家になります。でも、香川でそこまでのプライバシーは必要ない。もっと外側の景色に頼ったほうが空間が豊かになります。この家こそ、私の考える「香川の平屋」です。田園に面したリビングは外に向かって開かれていますが、あえてフレームとなるような形で前面に壁を配しました。内と外をつなぐ曖昧な領域を設けることで、家と風景のちょうどいい関係性ができました。
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あえて1段下げたキッチンで、家族の絆が深まる。
開放的なLDKは、キッチンの床だけを1段下げています。キッチンの前にあるカウンターに家族が座ったときに、料理をしている人と目線が揃うようになる工夫です。そして視線のさらに先にはのどかな景色が広がる。気持ちよく料理できる家です。また、この家は家事動線もコンパクト。バスルームを中心に、キッチン、衣類の収納スペース、ランドリー(脱衣)を回遊できます。収納が通路を兼ねているので、無駄なくスペースを活用できました。
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不必要な要素を削り、本当に必要な「最小限」を見極める。
お施主さんからの要望、土地の特性、環境への配慮、温熱条件など、家作りにはさまざまな要素がありますが、ひとつひとつに引っ張られ過ぎるとバランスを失います。まずは、すべての要素を俯瞰して眺めることが必要です。そこから、時間軸の先、空間の先まで考えて、いるものといらないものを定めていく。不必要な部分を削り落とすことで、どんどん洗練されていきますね。そして残った最小限。私はこの「最小限」を一番大事にしています。
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上質さ、豊かさを生み出すのは「間」である。
人間は、住んでいる場所に影響を受けます。あまりに閉鎖的な家で暮らしていると、閉鎖的な人間になってしまうかもしれない。だから、豊かな空間で暮らすことは大切だと思います。では、豊かさとか上質さを生み出しているものは何か。私はそれが「間」だと考えています。機能的な側面では説明しきれない空間。目的の定まっていない曖昧な空間をあえて設けることで、むしろ生活は豊かになるのです。暮らすほどに価値を感じる家は、素晴らしい「間」を持っています。
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